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歯周病Q&A

知っておきたい歯周病Q&A - 大人も子どもも歯周病を知っておこう

新聞、テレビ、雑誌…。今や、健康に関する情報は、様々なメディアを通して私たちに届いています。『歯周病』のことも、以前と比べてよく知られるようになってきました。

けれども、未だに「口のなか」だけの問題と思っている人が少なくありません。実は歯周病も、皆さんが日頃注意を向けている『生活習慣病』のひとつなのです。また、歯周病はもはや中高年だけの病気ではありません。若い世代にも起こりうる怖い病気です。老いも若きも歯周病を予防しましょう!

Q1 そもそも、生活習慣病とは何ですか?

生活習慣病とは、脂肪の摂り過ぎなどの偏った食事や、運動不足、ストレス、喫煙、酒の飲み過ぎといった生活習慣の積み重ねが、深く関係して起こる病気の総称です。 高血圧、糖尿病、脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)、がん、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)がその代表です。

「歯周病」も、食生活や喫煙など毎日の習慣が発症に影響するという点で、生活習慣病の仲間だといえるのです。

Q2 歯周病は、そんなに誰もがなる病気なのですか?

下のグラフは、「性別にみた通院者率上位5傷病」(平成16年国民生活基礎調査より)を示したものです。歯肉炎・歯周病疾患は、男性の5位に入っており、歯周病にかかっている人がいかに多いかということが分かります。

また、男女ともに通院者が多いのは「むし歯」です。むし歯も歯周病同様、歯を失う原因となる疾患です。

性別にみた通院者率上位5傷病(平成16年国民生活基礎調査より)

Q3 歯周病とはどんな病気ですか?

歯周病は、かかり初めのうちに正しい処置をすればもとどおりに治ります。日常のブラッシングを基本に、きちんとケアをして歯周病を治療・予防しましょう!

健康な歯と炎症の起きた歯の比較
  1. 歯についた食べカスに細菌が繁殖し、粘着性のある細菌のかたまり(プラーク)を作る。これにより、歯肉に炎症が起こり、腫れる。→歯肉炎
    <自覚症状>
    歯磨きや固いものを食べた際、歯肉から出血する / 歯肉が腫れる
  2. プラークが固まって歯石となる。こうなると、歯ブラシでは取ることができない。歯と歯肉の間に歯周ポケットができ、内部では、歯を支える歯槽骨の破壊が始まる。(右図)
    <自覚症状>
    歯肉がぶよぶよする / 赤褐色や濃赤色の歯肉がある / 口臭がある
  3. 炎症が慢性化して、血や膿がでるようになる。歯周ポケットは深くなり、歯槽骨の破壊も進む。歯はぐらぐらと揺れ動き始める。
    <自覚症状>
    歯肉を押すと血や白い膿がでる / 強い口臭がある / 起床時、口中がネバネバする
  4. 歯肉が下がって、歯の根が露出する。歯の揺れ動きが激しくなり、そのまま放置すれば抜けてしまう。
    <自覚症状>
    歯を指で押すだけで、今にも抜けてしまいそうになる

また、歯周ポケットから侵入した細菌などが、毛細血管から全身にまわると、早産を引き起こしたり、動脈硬化の原因となり、心臓疾患や糖尿病に結びつくという報告もあります。

Q4 歯周病の原因は何ですか?

歯周病の直接の原因はプラークです。そのため、歯磨きを怠ったり、きちんとプラーク除去ができていないと、歯周病の原因となります。また、糖分が多い飲み物や食べ物はプラークの元となるため、習慣的にこれらのものを摂取していると、歯周病になりやすくなります。

また、口の中には、細菌が常在しています。これらが増えすぎないよう、免疫によってバランスが保たれていますが、ストレス疲労は、身体の抵抗力を低下させ、歯周病にかかりやすくします。同様に喫煙も、歯周組織の免疫を低下させます。さらに、糖尿病骨粗鬆症の人も、歯周病にかかりやすい傾向にあります。
このような歯周病は、「食生活」や「喫煙」などの生活習慣と深く結びついた「生活習慣病」なのです。

Q5 歯周病にならないためにはどうすればよいですか?

歯周病を予防するには、

  • 歯にプラークを付着させないこと
  • プラークが付着しやすい状況を作らないこと
  • ストレス・疲労をためないこと
  • 禁煙

が大切です。

1)を心がけるためには、正しい歯磨きが重要になります。そのためには、定期的に歯科医院を受診し、歯のチェックや歯磨き指導を受けることが大切です。2)では、間食をだらだらと摂らないことや、糖分の多い食品の摂りすぎに注意する必要があります。

最近では、20代での発症もみられる歯周病。毎日のケアで歯周病を予防しましょう。

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