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歯周病治療

歯周病は予防が大切!

歯は、歯肉や歯槽骨などの組織によってしっかりと支えられています。歯周病は、これらの周辺組織が細菌に侵されて行く病気です。最初のうちは歯肉が腫れる程度ですが、進行すると歯を支えている組織が失われていき、やがて支えきれなくなって抜け落ちてしまいます。歯周病は、むし歯とともに、歯を失う大きな原因となっています。

歯周病は、むし歯の痛みのようなはっきりとした自覚症状が無いままに進行していくため、発見が遅れがちです。かつて使われていた「歯槽膿漏」という言葉は歯肉から膿が出る症状を表していますが、かなり進行してからでないと膿はみられません。

悪化して歯が大きく動くようになると、もはや歯を残すことができなくなります。ですから、歯周病は完治が可能なかかり始めのうちに治療しておくことが大切なのです。

歯周病はこう進行する!

健康な歯肉は薄いピンク色をしており、固くひきしまっています。歯と歯肉の境界線は、きれいなアーチを描いています。(図1)

かかり始めの歯周病は、歯肉が炎症を起こすことから、歯周炎とよばれます。(図2)歯肉は赤く腫れ、触れるとぶよぶよとした柔らかさを感じます。固いものを食べたり歯を磨いたりすると出血がみられます。この段階では、まだ歯槽骨にまでは影響が及んでいませんので、毎日の正しいブラッシングだけで完全に治せる場合も多いのです。

しかし、適切な処置をせず歯肉の炎症を放置したままにすると、次第に周辺の組織へも影響が及んでいきます。(歯周炎・図3)
歯肉の炎症が悪化すると、歯と歯肉の間に深い歯周ポケットができやすくなります。また、出血ばかりか膿もでるようになります。歯肉を支える歯槽骨はどんどん失われていき、歯がぐらぐら揺れてやがて抜けてしまいます。ここまで進行すると、歯を維持することは不可能です。

また、歯周病の原因となっている細菌が体内に侵入することで、肺、胃、心臓などに悪影響を及ぼすことがあります。

図1:健康な状態
図2:歯周炎(初期の歯周病)
図3:歯周炎(進行した歯周病)

若い頃から
歯周病治療

50年後は…

年をとると歯はなくなってしまうもの、と思っていませんか?歯を失うほどに悪化した「歯周病」は、老年期になって急に発祥したのではなく、若いころから徐々に進行していった結果なのです。

20歳代ですでに歯周病が始まっている人は、決して少なくありません。しかし、ごく初期であれば完全に治すことが可能です。若いころから歯周病を予防して、いつまでも健康な歯を維持しましょう!

治療と予防の3ステップ

歯周病は、かかり初めのうちに正しい処置をすればもとどおりに治ります。日常のブラッシングを基本に、きちんとケアをして歯周病を治療・予防しましょう!

  1. ステップ1 プラーク除去

    歯周病を引き起こしているのは、口の中に潜む細菌です。この細菌は、プラーク(歯垢)のなかに大量に含まれています。正しいブラッシングでプラークを除去し、口の中をいつも清潔にしておきましょう。磨いたつもりでも、きちんと磨けているか、つまりプラークが取り除けているかを確認することも大切です。

  2. ステップ2 歯石除去

    放置されたままのプラークは石灰化して歯石となり、ブラッシングでは取り除けなくなります。歯石自体は悪影響を及ぼさないのですが、プラークが付着しやすくなるため歯周病の原因となるのです。歯石は患者さんご自身では取り除くことができません。歯科医師、歯科衛生士が専用の器具を使って除去します。これをスケーリングといいます。

  3. ステップ3 定期健診・セルフチェック

    治療が終わったとしても、きちんと管理を続けなければ歯周病は再発してしまいます。予防と早期発見には定期健診が不可欠です。また、鏡を見て歯肉の状態をチェックし、腫れや出血が無いか、普段から気をつけておくことも大切です。

進行してしまった歯周病の治療には、露出した歯の根の表面をきれいにするルートプレーニング、揺れる歯を固定する方法、噛み合わせを調整する方法、失った歯をブリッジや義歯で補う方法などがあります。 しかし、広範囲に歯槽骨などが失われてしまうと、元の状態に戻すことは不可能なのです。

歯周病、こんな要因にも注意!

歯周病は細菌によって引き起こされますが、そのほかにもきっかけとなる要因がいくつかあります。プラークの除去とあわせてチェックしてみましょう。

ストレスや疲労
身体の抵抗力が弱まり、歯周病にかかりやすくなります。
タバコ
歯周組織の抵抗力を弱らせます。
糖尿病
歯周病になりやすい傾向があります。
糖分の多い柔らかい食べ物が多い
プラークが蓄積しやすくなります。

歯周病危険度チェック

思い当たる項目の点数を合計してみましょう。

1 朝起きたとき、口のなかがネバネバする 1点
2 口臭を指摘されたことがある 1点
3 歯磨き時に歯茎から出血する 2点
4 食べ物がいつも歯に挟まる 2点
5 歯茎が腫れることがある 2点
6 虫歯は無いのに、冷たいものや熱いものがしみる 2点
7 固いものを噛むと痛い、または出血する 3点
8 ぐらぐら動く歯がある 3点
9 タバコを吸う 1点
10 現在、糖尿病である 1点
0点の場合
今のところ歯周病の心配は無いでしょう。
1~4点の場合
歯周病になりやすい状態、またはすでになっている可能性があります。
5~9点の場合
歯周病が進行しているようです。むし歯はなくても歯科医院を受診してみましょう。
10点以上の場合
重症の歯周病である危険が!すぐに歯科医院で治療してください。

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〒710-0142
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086-485-1100

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